僕自身も幾度となく厳しさを教えてもらっていますし、実際にサーフィン中の事故は日本各地で起きています。
この記事では、僕がサーフィン中に実際に体験した恐ろしい出来事をご紹介します。
紹介することで、あなたのサーフィン中における事故防止に役立てばと思います。
【この記事を読んで欲しい方】
- サーフィン初心者
- サーフィンを始めようと思っている方

サーフィン中の恐怖体験
20年サーフィンを続けるといろんな恐ろしい出来事を体験してきました。
恐怖体験と恐怖体験から得た教訓をご紹介することで、サーフィン初心者の方やサーフィンを始めようと考えている方の事故防止となれば幸いです。
台風ウネリの大きな波
僕がまだ初心者だった頃です。
ようやくテイクオフできるくらいでドルフィンスルーもぎこちないものだったと思います。
経験者の方と一緒に、台風のウネリで頭以上ある波の時に海へ入りました。
インサイドで打ちつける波も大きく海に入ることすら難しい状況。
なんとかインサイドを抜けても頭くらいの波が次々に押し寄せます。
1時間くらいかけて経験者の方がいる沖の方で出たものの、体力は使い果たしていました。
波待ちをしていると、経験者の方が沖にパドリングを開始します。
おばけセットが押し寄せていたのです!
当時の僕は、気付くのが遅れておばけセットの波に見事なまでのまれてしまいます。
上下が分からない程ぐちゃぐちゃにのみこまれ、腰が海老反りになり痛めたほか、息が続かずやっとの思いで海面に顔を出しても、またすぐに次の波にぐちゃぐちゃにされる…ものすごく苦しかったのを鮮明に覚えています。
まだ、地獄の展開は終わっていません。
諦めて岸に帰ろうとするのですが、沖への若干のカレントもありなかなか岸へ辿り着けません。
その間も何度も波にのまれています。
ようやくインサイドまで来れたものの、強烈に叩きつけるような連続する波で岸へ向かうタイミングが分かりません。
帰りたい一心で岸へ向かうと…
インサイドダンパーに捕まり、ぐちゃぐちゃにのまれ地面に叩きつけられ全身を痛めてボードも破損!
僕もサーフボードも傷だらけになりながら、奇跡的に岸に上がることができました。
サーフィンは無理をしてやるものではない。初心者の内は、身の丈にあった波で遊ぶ。
海の危険な生物〜その1 クラゲ
宮崎県へサーフトリップに行ったある夏の日のことです。
海水パンツの上半身はラッシュガード無しでサーフィンしていました。
波待ちをしていると足に激痛が走りました!
当時は何が起きたか理解できず、慌てて岸へ上がります。
岸に上がり足を見るとミミズ腫れのようになっています。

その日は、ずっとジンジンと痛みが続いたことを覚えています。
夏場での肌の露出は避けた方が良い。ラッシュガードなどで身体を守る。
海の危険な生物〜その2 サメ
伊良湖(愛知県渥美半島)でサーフィンをしていた際、みんなが一斉に「上がれ、上がれっ」と言っています。
原因は「サメ」でした。
サメを見たサーファーが周りに注意喚起したのです。
日本でサーフィンをしている限りサメに噛まれる心配はないと思ってる方は間違いです!
現在、日本各地においてサメに噛まれる事例は多々あります。海外だけの話ではありません。
クラゲにも注意が必要ですが、サメにも注意が必要です。
サメの背ビレや姿を見た際は、速やかに海から上がる。また単独で海に入ることを避けウエットスーツなどで体を保護する。
サーフィン中の恐怖体験(番外編)
ここからは番外編です。
実際に死へ直結するような恐怖体験ではありませんが、僕が苦しんだ体験をご紹介します。
友人から借りたボードを折る
忘れもしません…友人と宮崎サーフトリップに行った初日のことです。
友人のサーフボードを借りてサーフィンしていました。
その日は波が良く、岸際まで長く乗り継げるような波でした。
調子に乗って岸際まで乗っていた時にパーリングしてしまったのです。
水深が浅かったため、ノーズがグサっと地面に刺さる感覚が分かりました。
サーフボードを確認すると見事にノーズが折れていました。
友人に素直に告げると「弁償はいらない」と言ってくれたものの、そういう訳にはいきません。
サーフボードの弁償代10万円がサーフトリップ初日に発生してしまいました。
基本的にサーフボードは借りない。借りた場合は弁償する気で借りる。
サーフィン中にお腹が痛くなる
沖縄県へサーフトリップに行った時の話です。
土地勘も全くない場所でサーフィンしていました。
その日は気温が低く海に入ったことで、
お腹が冷えてしまってトイレに行きたくなりました。
周りを見渡してもトイレはありません。そこらで用を足す訳にも行きません。
ギリギリまで耐えていましたが、やがて限界は訪れます。
僕がとった手段。それは見ず知らずの家の方のトイレを恥を忍んで借りました。
美ら海を汚すマナー違反はできません!
トイレを貸してくれた方は、本当に優しいお方でした。心から感謝しています。
サーフトリップは、日本全国の波に出会え人との出会いに感謝できる素晴らしいものです。
サーフィンをやる時は体調を万全に。具合が悪い時は無理して海へ入らない!
まとめ
サーフィンはとても楽しいスポーツですが、「海」次第で環境は激変します。
海は僕らに楽しさを与えてくれる一方で厳しさも教えてくれます。
初心者の内は、波の高さに十分注意して海に入り、無理せず楽しくサーフィンが継続できるようにします。
また、海には危険な生物が共存しています。
彼らの場所でサーフィンをやらせてもらっている以上、なるべく避けて邪魔にならないように入りたいものです。
サメやクラゲなどを見かけた時は速やかに海から出ることで危険を回避しましょう。
サーフボードはサーファーの命です。
友人間であっても貸し借りしないことをオススメします。
サーフィンを楽しく続けるには健康が1番です。
体調に気使い無理をしないことが長く続ける秘訣だと思います。
- 自分のレベルにあった波の高さで海に入る
- 海の危険な生物には近寄らない。できるだけ肌を守る。
- サーフボードはサーファーの命。友人間でも貸し借りはしない
- 体調に気遣い無理は絶対にしない
以上、お読みいただきありがとうございました。