- 新しい板の購入でミニシモンズが気になっています。
- ミニシモンズってどんな板?乗り心地は?
そんな疑問に答えます。
僕は、『ミニシモンズDMSバリウム』という板を5年以上使っています。
この記事では、5年以上使って分かったミニシモンズ系サーフボードの特徴や詳細、メリット・デメリットをお伝えします。
ミニシモンズ DMSバリウムを使った感想

僕は、ショートボードを長年やっていました。
ショート特有の回転性や機敏性を活かしたサーフスタイルで遊んでいました。
よく海で会う友人が、ミニシモンズDMSバリウムを手に入れてお披露目してくれたことが初めての出会いです。
まず、かなり個性的な見た目にビックリ!?
ロングボードを真っ二つに切ったようなデザインに幅広なノーズ、太めなレールとスクエアテール。
デッキパッドは使用せず、全面にワックスを塗っている。
見た目もクラシックでかわいい感じです。
海での状況は、パドリングの推進力にビックリです。
スイスイ沖へ進んでいきます。
その日はちょっと厚めな胸くらいのサイズでしたが、ドルフィンスルーはやりにくそうな感じ。
沖へ出た後は、テイクオフの早さにもビックリ!!
ショートの波待ちポジションだとダントツでテイクオフしています。
ロングのポジションでも乗れるんじゃないかと思うくらい早いです。
ライディングはショートとロングの良いとこどり。厚めの波で個性爆発していました。
僕も気になり乗せてもらいましたが、今まで乗っていたボードとは異次元の動き。
「あぁー。サーフィンってこんなに楽しいんだ!」
と思わせてくれるボードです。
初めて乗ってからすっかり虜となり、僕も即購入を決断し5年以上愛用しています。
今でも、セカンドボードとして波が厚い日や、パワーが無さそうな日などに愛用するほか、サーフィンのモチベーションが下がっている日などに使いサーフィンの楽しさを再認識するために愛用しています。
サーフボード「ミニシモンズ」とは?

サーフボードの種類には、ロングボード・ミッドレングス・ショートボード・フィッシュなどがありその一つがミニシモンズです。
ミニシモンズは「シモンズ」と呼ばれる1950年代の木製のサーフボードを元にデザイン設計されています。
また、ミニシモンズは「オルタナ系サーフボード」の部類として扱われます。
オルタナティブを直訳すると「代わりとなる、型にはまらない」といった意味です。
オルタナ系サーフボードは、パフォーマンスボード(ショート)やロングボードに当てはまらない代わりとなるボードと言えます。
- サーフボードの種類の一つ
- シモンズと呼ばれる木製サーフボードが由来
- オルタナ系サーフボード
ミニシモンズ DMSバリウムの特徴は?
■シェイパー
DMSのバリウムとは、オーストラリアのサーフボードブランドでありダニエル・マクドナルドによって作られたミニシモンズ系ボードの一つです。
Daniel MacDonald Surfboardsの頭文字をとったもの「DMS」です。
■形状
かなり広めのノーズ、フラットに近い直線的なレール、ロングボードを真っ二つに切ったようなスクエアテールと見た目が非常に個性的なサーフボードです。
フィンは取り外しができない大きめなキールフィンのツインフィン。
デッキパッドは使用せず、全面にワックスを塗ります。

■パドリング
広めのノーズとフラットに近いレールがしっかりと体を支えてくれるため体がブレることがなく、小さいながらも浮力がかなりあるため推進力があり楽にパドリングで進むことができます。
広めのノーズや高い浮力はパドリングでは恩恵を受けますが、ドルフィンスルー時にはデメリットとなり苦戦します。
■ライディング
ロングボードを真っ二つに切ったようなその形状から、テイクオフがとにかく早く滑り出しからスピードに乗れます。
ロングと同じ波待ちポジションでも乗れると思いますし、ショートの波待ちポジションでは敬遠されるかもしれません。
広めのノーズと直線的なレールのため、テイクオフ時の安定感も抜群です。
短くても安定しているため波に乗りやすく、小回りもできクイックな反応を楽しむこともできますし、ゆったりとロングボードのようなライディングも楽しむことができることが最大の特徴です。
ミニシモンズの乗り方

テイクオフがロングボード並みに早いため、日本の小波や力のないビーチブレイクなどにはバッチリハマります。
ホレた波よりやや厚めの波の方がDMSバリウムの特徴を最大限に活かすことができそうです。
また、通常の板ではワンアクションがやっとという波では、ミニシモンズ系ボードDMSバリウムではテイクオフが早く推進力があるために抜けにくいセクションも抜けることができ更にワンアクションも可能です。
ミニシモンズ系サーフボードらしい小回りを活かすことができるほか、カットバックやレールを入れたサーフィンには特に相性が良いですし、厚い波を利用したロングのようなゆっくりと乗るスタイルのライディングにも相性が良いです。
ショートボードのような「縦」ではなく「横」のサーフスタイルを十分に楽しむことができます。
ミニシモンズ系サーフボードをオススメする方
ミニシモンズ系サーフボードDMSバリウムの特徴から、若くガンガンに乗り攻める方よりも一歩引いて落ち着いた大人サーファーにオススメします。
- ロングじゃちょっと物足りない
- 最近パドリングがキツくなってきた
- 仕事上、体に無理はできないな
- 小波や厚い波でもっと楽しみたい
- サーフィンのモチベーションが上がらない
こんな方々のために作られたボードがミニシモンズDMSバリウムでないないかと思います。
僕はショードボードも持っているんですが、波が厚い日やパワーの無い日などはよく愛用していますし、モチベーションが下がっている日などサーフィンの楽しさを再認識する時にも愛用しています。
いつもの板と全く乗り味が違うからこそ楽しいと思えます。
まとめ
ミニシモンズとは、サーフボードの種類を指し1950年代の木製ボード「シモンズ」が由来でありオルタナ系サーフボードとして扱われます。
また、DMSバリウムとはオーストラリアのサーフボードブランドでありダニエル・マクドナルドによって作られたサーフボードの一つです。
見た目も非常に個性的かつクラシックな雰囲気があり、広めのノーズ・ほぼ直線的なレール・スクエアテール・ツインフィンの形状により、
- パドリングの推進力がある
- テイクオフに安定感がありロングボード並みに早い
- ショートとロングの良いとこどり
- 日本の小波やビーチブレイクに最適
- 厚い波に強い
- 横の動きのサーフィンと相性が良い
といった特徴があります。
上記の特徴から、ミニシモンズ系サーフボードをオススメする方は、
- 落ち着いた大人サーファー
- サーフィンをもっと楽しみたい
- セカンドボードを検討している
となっています。
波に合わせたセカンドボードとして、サーフィンのモチベーションアップのため・サーフィンの楽しさを再認識するための一枚として検討されてはいかがでしょうか?
以上、お読みいただきありがとうございました。